世界でも日本は比較的安全な国だと言われていますが、最近ではそんなことも言っていられないようなニュースをよく耳にするようにもなってきています。いざという場面では周りに助けてくれる人がいなかったり、自分で自分の身を守らなくてはならない状況もあります。そんな時に使えるのが護身術で、名前の通り、攻撃するというよりは身を護りながら隙を見つけ、逃げるための術です。女性や子ども・高齢者などそれほど力の無い人でも、人間の本来のつくりを把握し、それを利用して相手に技をかけるのが護身術です。空手などの武道ができなくてはいけないというようなものではなく、いざという時の困難な状況において自分の力のみで克服するというライフスキルを身につけるのが重要なポイントとなります。

大事なのは想定練習で実践してみること

実践的なものの練習では、危険な状況のパターンはさまざまですので、いろいろな技を実際に状況想定してやってみます。ロールプレイングをして、冷静に相手の手の動きなどを見られるようにしておくのが目的です。後から抱き着かれた場合には、相手の手が自分の腹部あたりでガッチリ組まれていますので、その中の一本指を反対側に曲げます。これはプロレスなどでの反則技で即効性があり、そこへ相手の足を踏みつけることを加え、相手が怯んだ隙に逃げます。目の前から近づかれた場合は、まず狙うのは顔と股間です。指を開いた状態で狙うと、かなりのダメージを相手に与えることができます。腕が伸びてきた時は、相手のひじにある急所(ひじから親指2本分の箇所)を親指でぎゅっと押します。関節をつかまれると戦意を喪失することが多いですので、覚えておきたい技です。

身近なものを使って自分で身を守る

護身術とは、なにも体を動かすことだけではありません。最大の術は危険に遭遇する機会を作らないようにすることです。夜道では暗い道をなるべく歩かず人通りの多い道を選ぶこと、時間帯もなるべく選ぶなど、危険に近づかないようにすることで多くのトラブルを回避することが出来ます。こういった知識を座学で学ぶことも大切です。また、身近にあるもので護身に使えるものもたくさんあることを知っておきましょう。まずは携帯電話で、相手の鼻に狙いを定めて突くと効果があります。傘やハイヒール、ボールペンなど尖ったものでもかなりのダメージを与えることができます。自宅や車のカギは、指の間に挟んだ恰好で突き出すように使用します。持ち歩けるものとしては、スプレーに入れたお酢です。相手の顔に吹きかけると相手は目に痛みを感じ怯みますので、その隙に逃げます。他にもすぐに使える自分なりの護身グッズを持ち歩きましょう。